- ニュースリリース
まつくらレディースクリニックに対するシンジケートローンの組成について ~地域医療の存続を担う産婦人科診療所の建設~
株式会社青森みちのく銀行は、まつくらレディースクリニック(医師 松倉大輔様)に対して、産婦人科有床診療所建設資金に係るシンジケートローン契約を締結し、第1回目の融資を実行しましたのでお知らせいたします。
青森県では少子化対策として「青森モデル」を掲げ、2040年を目標に合計特殊出生率2以上の達成を目指しています。出生率向上を図るには、妊娠・出産を支える地域医療体制の安定的な確保が不可欠です。青森市内の分娩取扱有床診療所の現況や総合病院の統合等を踏まえると、今後同市における産婦人科医療を取り巻く環境は、厳しさを増すことが予想されております。
本診療所では、出産時の痛みを麻酔で和らげる無痛分娩の提供や産後ケアの充実といった特色ある医療サービスに加え、低~中リスクの分娩や周産期管理、一般の産婦人科診療にも幅広く対応し、地域の妊産婦さまのみならず、すべての女性の健康を支える医療サービスの提供を目指しています。また、周産期専門医が在籍し周産期医療(※)の後方病床としての役割も担うことで総合病院の負担軽減等、青森市ひいては青森県の産婦人科医療への間接的支援となり得ることが期待されております。なお、青森市内における産婦人科有床診療所の新規開業は約20年ぶりとなります。
当行では、「地域医療の存続」や「安心・安全な医療の提供」に資する本設備投資計画に強く賛同し、アレンジャー(主幹事)として青い森信用金庫様、青森県信用組合様とシンジケート団(協調融資団)を組成し、資金支援を行うものです。
今後も当行では、地域課題の解決やお客さまの成長を支援することで、持続可能な地域社会の実現に貢献してまいります。
※「周産期医療」とは、妊娠22週から出生後満7日未満の時期における母体、胎児、新生児にかかる医療のことを指します。当該期間は母体、胎児、新生児の生命に関わるリスクが高く、専門的な医療体制が不可欠とされており、周産期医療の質の向上は、母体と子供の健康を確保し、社会全体の健康増進につながります。
【本設備概要】
クリニック名称 | まつくらレディースクリニック |
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診療科目 | 産婦人科、婦人科 |
建設予定地 | 青森市大字田屋敷字下り松19-10 他 |
敷地面積 | 4,730.00㎡(予定) |
構造 | 木造2階建 |
延床面積 | 1,462.27㎡(予定) |
病床数 | 13床 |
スタッフ | 医師1名、助産師5名、看護師7名、医療事務等4名 他(予定) |
スケジュール | 2025年4月(着工)、2026年3月(完成)、2026年春(開業予定) |
特色 |
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【医師のプロフィール】
医師 | 松倉 大輔 |
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出身 | 青森県八戸市 |
経歴 |
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資格 |
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【本シンジケートローン概要】
融資形態 | 限度貸付契約(実行可能期間付タームローン) |
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契約締結日 | 2025年4月21日 |
資金使途 | 産婦人科診療所「まつくらレディースクリニック」建設資金 他 |
アレンジャー | 株式会社青森みちのく銀行 |
エージェント | 株式会社青森みちのく銀行 |
参加金融機関 | 青い森信用金庫 青森県信用組合 (以上、五十音順) |